畳部屋のフローリング化・下地材について。
今 行っているリノベメニューの1つに、「和室の洋室化」がありまして、このコンセプトを実現する為に外せないのが「フローリング化」。
この機会に、私なりの床上げリフォームの「注意点」をご案内します。
賃貸住宅における・畳部屋のフローリング化では、私の場合、以下をマイルストーンとしてます。
①畳の撤去・床上げ寸法の確認
②床上げ用根太の配置計画(縦横と間隔)
③材料調達
④下地材までの施工
⑤仕上材(CF/床材)の施工
床上げって、当然木材で下地組みますから、①と②の段階で 材質まで決定しちゃいます。
逆に、①と②で 仕事の7割は完了といったカンジです。何せパターン的な仕事なので。
ナゼ④と⑤が別々かと言うと、④は大工仕事、⑤は内装仕事だから。
大工は当社の造形指南役であるSM師匠(70代後半)の担当です。私のような若輩と比較すると、その経験から、精度は別として、スピードが各段に違います。
つまり、仕上げはゼンゼンダメだが、骨格的な部分は確実に構築されると言う事です。
⑤については、賃貸住宅の場合、はっきり言って クッションフロアが大半です。
ナゼ、クッションフロア(CF)かと言う詳細な理由は 機会があったら記事する事にしますが、品質(見た目)&機能で比較すると、現在のCFって 非常に優れてるんですね。
一言で言うと、「このコストでこの質ならば、断然CFにしまっ」です。
ただし、注意点があって、「下地面の仕上げ次第」で、安っぽくもなります。
よく、床上げCFx6畳が1日で終わる話を聞きますが、万一ご検討の方は、下地面の仕上げの手抜きか、CF貼りが別日程になっているかは チェックをオススメします。
素材がシートであるCFの場合、下地面(床板面)が凸凹であったり、スキマがあると、CF施工後にハッキリとその跡が出てしまいます。
↑こういう板と板のスキマは 埋めなければなりません。※でも、段差が出来ていないだけマシです。
これを踏まえ、下地材に何を採用するか考えるべきなのですが、「何」とは、ラワン合板(べニア)か針葉樹かと言う事ですが、節や割れの多い針葉樹はCFには向かないような気がします。
※上記理由だけならば、化粧合板が一番適してるかもしれませんが、強度面も含めて試す勇気が無いので採用した事はありません。
スーパー大工であるSM師匠は、当然、木材のエキスパートです。
仕上げの事なんて師匠には関係ないので、今回、「針葉樹合板 12mm」を指定なさいました。理由は、「虫食い対策」と「強度」です。
どうせ床面の仕上工程で 段差処理するから、節なんてチョイチョイって思ってたら、ホント大変でした。
イヤになったので 今日はここまで。お盆だし。←作業投げて途中で帰る事にしました。
次からは ラワンにしてもらいます。
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